マンションなどの大きな建物を修繕する工事を大規模修繕と言いますが、どのタイミングで行うのがよいのでしょうか。
今回は、大規模修繕を行うタイミングについて見てみましょう。
▼大規模修繕を行う3つのタイミング
大規模修繕を行うにあたっては、主に3つのタイミングがあるとされます。
■築12年のタイミング
なぜ築12年かと言いますと、
マンションのような大規模な建物は建築基準法によって「築10年を過ぎてから3年以内に、
外壁の全面打診調査を行うこと」と定められているからです。
そのため、築10年を経て3年以内にあたる築12年が、大規模修繕を行う最もベストなタイミングに該当します。
大規模修繕を行うタイミングとして、国土交通省がガイドラインに築後12年と表記していることもあり、築12年を迎えたところで最初の大規模修繕を行う
マンションがほとんどです。
■築15年のタイミング
築12年のタイミングで行う大規模修繕を行った後は、建築基準法により「3年ごとに定期報告をしなければならない」と定められています。
したがって、築15年のタイミングでの大規模修繕は、主に
外壁に関する工事です。
この報告は資格を持った人物が点検を行い、然るべき行政に報告しなければならないことから、どうしても専門家に頼まなければなりません。
■築24年のタイミング
築24年のタイミングでは、築12年の時に行った
外壁の大規模修繕をさらにスケールアップして行います。
3年ごとに
外壁を見直してきたとはいえ、大規模修繕からまた12年が経過したことで、より一層大規模な修繕工事が必要だからです。
規模の大きな建物ともなると老朽化による被害も大きくなりますので、大規模修繕のタイミングには確かな見極めが求められます。
▼まとめ
大規模修繕を行うタイミングには、節目があることがわかりました。
法律によって大規模修繕の必要性が定められているだけに、しっかりと修繕したいところです。
弊社は大規模修繕にあたって、適切なコンサルティングを実施いたします。
どうぞお気軽にお問い合わせください。